市議会のようす−瀬戸市議団
【13.05.14】介護保険料のことでご意見をいただきました。
保険料を下げてほしい
春なのに毎日寒い日が続いていましたが、庭の花も、木々も勢いづいています。山々の深緑は、日に日に色を変え、毎日山々を見るのが楽しみです。
先日、一人で住んで見える高齢者(女性)のお宅を訪問しました。
いろいろな話をしましたが、介護保険の話題になり“保険料が高くなってびっくりしました。こんな少ない年金の人からさらに保険料を取とろうなんて「心ないこと」だと思いました。”といわれました。その方の保険料は、「所得ランク3」で「収入が120万を超える方」にあたります。平成24年度の第5期介護保険料改定で、この所得ランクの保険料は年額3万7,600円から3万9,800円に上がりました。値上がり分は「2,200円」ですが、本人非課税にあたる年収120万円を少し超えるくらいの収入です。毎月、約10万円から家賃を払っておられることから、生活に余裕はないと言っておられました。保険料の改定時に低所得者の生活実態を見て保険料の引き下げをすべきだと一般質問で改善を求めましたが、結果値上げがされてしましました。自治体で決める事ができる介護保険料ですので、もっと生活実態を反映させる保険料に努力するべきです。
ちなみに、平成12年に介護保険制度が始まった時の基準額(保険料基準)を現在と比べてみると、保険料は3万3,552円から5万3,163円と約1,6倍にもなっています。私は、社会保険料を支払うことによってさらに貧困になるという政治は、間違っていると思います。みなさんの実感はいかがでしょうか。