市議会のようす−瀬戸市議団
【14.06.21】集団的自衛権についての請願、瀬戸市議会・総務生活委員会は不採択
集団的自衛権「慎重審議はされている」??
6月の市議会に「集団的自衛権行使容認について慎重審議を求める意見書に対する請願」が市民のみなさんから出され、日本共産党・原田学議員、同じく水野すみ子議員のみが紹介議員になりました。
いま、日本中で、立場を超えて、各界各層の人々が、「集団的自衛権行使を認めることは憲法9条を壊すことになる」、「殺し殺される」のが当たり前の「戦争する国」になっていいのか、と大きな議論がわき起こっています。
世論調査で過半数が反対の結果が出ていても、安倍政権は国会審議を重視せず、与党協議に終始し、閣議決定を狙っています。解釈で憲法の精神をがらりと変えてしまうことには、改憲論者、自民党の歴代元幹事長からも異論、反対の声が上がっています。宗教界では真宗大谷派が全会一致で反対決議をあげました。地方議会では、愛知県でも3つの自治体、高知県では5つの自治体などが国への意見書を採択しています。
さて瀬戸市での結果は・・・・総務生活委員会で残念ながら「不採択」。賛成したのは「日本共産党」と「リベラル」のみ。「自民新政クラブ」「公明党」「水曜会」は反対しました。理由は「もうすでに慎重審議されている」「集団的自衛権は当然の権利」「請願趣旨に『日本を戦争する国にして、国民を戦争に巻き込む』とあるが、そこまではないと思う」などでした。
市民、国民の認識レベルとのあまりの食い違いに、憤りを通り越して情けない気持ちになりました。
市議会はこんな状態ですが、市民のみなさんの関心は高いです。連日駅頭で宣伝、チラシまきをおこなっていますが、激励の声もあり、チラシを受け取ってくださる方も多くなっています。みなさんに勇気をもらって、引き続き反対の声を上げ続けたいと思います。